Dual Rx Link System(デュアルRxリンク・システム)

　空用システムにおいては、受信品質の向上に効果的なダイバーシティシステムを一部の機種を除いて当初から搭載しています。

　その一方で、サーボやプロポの性能向上に伴い、一瞬の受信障害でも機体の挙動が敏感に反応するケースも生じてきています。

　このような状況を回避するシステムとしてデュアルRxリンク・システムでは、メイン受信機とは別にサブ受信機を搭載することで、実質的には4本のアンテナでプロポからの電波をとらえることができようになります。また、メイン受信機とサブ受信機はお互いになるべく離れた位置に搭載することで、エンジン、モーター、燃料、バッテリーなどのプロポからの電波を遮りやすいものが介在した場合に起こり得る電波障害の影響を軽減することができます。

　Dual Rx Link Systemは、メイン受信機が正常受信している時はメイン受信機の信号をサーボ信号として出力し、メイン受信機に受信障害が発生した際に、サブ受信機が正常に受信していればサブ受信機の信号をサーボ信号として出力します。使い方の例としては、以下のとおりです。

・メイン(RX1)/サブ(RX2)ともにFASSTestの受信機を使用

・メイン(RX1)にFASSTestの受信機、サブ(RX2)にAdRCSS(920MHz)を使用

本機能は、FASSTest受信機 R72xxSB, R73xxSBシリーズ、DLPHシリーズ、FDLS-1に搭載しています。

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