スティックはパイロットやドライバーの操作情報を電気的に検出し、次段の処理に転送しています。
スティック(Gimbal)の角度の検出には、従来可変抵抗器(ポテンショメータ)が使用され、抵抗体の上をスティック操作に応じ摺動子(ワイパー)が移動して、その位置を電圧に変換し出力します。

しかし、摺動子と抵抗体は擦り合う為、長期間の使用において摩耗し正確な位置情報を検出する事ができなくなる可能性が少なからずあります。
その問題を解決する為に非接触で位置情報を検出できるセンサーを一部の製品で採用しています。
非接触検出の原理は、スティック軸に直結した磁石の磁力を磁界センサーICが検出し電圧出力する事で実現しています。
当社ではこの磁石と磁界センサーICの位置関係の最適化をすることと、高速応答性を満たす磁界センサーICの選択により、レスポンスを追求したFASSTest方式やHPBLSと相まって、直感的な操縦フィーリングを長期にわたって体感いただけます。

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