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Futaba RC Technology - 空用プロポ通信システム -

空用プロポ通信システム

FASSTest (Futaba Advanced Spread Spectrum Technology extended system telemetry)

 26ch(24 Proportional +2 Toggle)/ 18ch(16 Proportional + 2 Toggle) システム:

 FASSTestはより多くのchデータを効率良く扱うアルゴリズムにより、26ch分(または18ch分)のデータを高速で伝送しています。

 

●スペクトラム拡散方式:

 スペクトラム拡散方式はWiFiなどにも使用されている方式で、拡散の方法として主に2つの方式があります。

  一つ目は、直接拡散と呼ばれる方式で、通信したい内容をある暗号にしたがって分解します。受信側では分解された状態で受信したデータを暗号を使ってもとに戻します。直接拡散することで、同じ帯域に発生するノイズに対して強い通信リンクを確立することができます。暗号は長ければ長いほどノイズには強くなりますが、データ量が増えるため操縦レスポンスに影響を与えてしまうので、伝送したい信号の量とのバランスで暗号の長さを調整しています。これにより、2.4GHz帯に存在するラジコン用を含む他の通信との影響を最小限に抑えながらプロポの操縦命令を受信機に送信します。

  二つ目は、周波数ホッピングと呼ばれる方式で、通信周波数を予め決められたパターンで高速に切り替えていく方式です。制御データをパケットと呼ばれるデータのかたまりにまとめ、これを決められた時間ごとに送り出し、その後少しインターバルを置いてから、次のパケットを送り出します。周波数ホッピングはこのパケットを送り出す毎に周波数を変えていきますが、受信機側では周波数が切り替わるパターンを覚えさせておくため、送信機の周波数を追いかけて行くことができる仕組みになっています。この高速での周波数切り替えにより、直接拡散と同様に2.4GHz帯に存在する他の無線との影響を最小限に抑えることができます。

  さらにプロポの電源を入れたときに、周囲の電波状況をサーチしてから自分の発射するパターンを柔軟に決定する機能も装備し、安全性の更なる向上を実現しています。

  FASSTestはこれらの二つの方式を併用する(ハイブリッド方式)ことで、より高い通信の信頼性を誇っています。

 

   

 

●プレビジョン(Pre-Vision) ダイバーシティ・システム(受信機側):

 受信機には2本の受信アンテナを装備することで、可能な限り良好な受信状態を維持できるダイバーシティ方式を採用しています。

 受信アンテナの選択は、Futaba独自に開発した"Pre-Vision" 方式により、受信できるアンテナをサーボデータ等の機体制御信号の直前に送信された「プリアンブル」で事前に判定することで、サーボデータを取りこぼすことなく安定した受信を実現しています。 (特許取得済)

 

      

●12ch モード:

 FASSTestは通常モードでは各種テレメトリーセンサーの活用が可能ですが、より高速な操作レスポンスを必要とするパイロット向けに"12ch モード"を用意しています。このモードでは通常モードの2倍以上のスピードで操縦データを送出しており、業界では最速レスポンスのレベルを誇っています。

  操作可能チャンネル数は12ch(10 Proportional + 2 Toggle)です。

   (このモードではテレメトリー機能は受信機バッテリーの電圧のみモニター可能で、他の各種センサーは使用できません。)

 

●テレメトリー:

 機体側の各種情報(バッテリー電圧、モーター回転数など)をプロポに向けて伝送する「テレメトリー」通信機能を有しています。

 

●固有 ID システム:

 プロポには一台一台に個別のIDコードが製造段階で付与され、受信機は「リンク操作」にてそのプロポのIDコードを覚えさせます。これにより、その受信機はリンクしたプロポの信号のみ受け付けるようになります。従って、同じ飛行場におけるラジコン同士の混信トラブルの心配がありません。
 (
この仕組みは、Futaba 2.4GHz方式プロポ全部に備わっています。)

  また、FASSTestとT-FHSSにはモデルID機能も搭載されています。モデルID機能とは、機体と一致しない設定のモデルデータを誤って選択した場合に、受信機が反応しない安全機能です。

 

FASST (Futaba Advanced Spread Spectrum Technology)

 FASSTestの1世代前の方式で、双葉の2.4GHzプロポの初期のシステムです。(単方向通信方式)

 "7chモード"で製品化が始まり、その後PCM-G3*で開発した多chの高効率伝送技術を活用した"マルチchモード"で18ch対応を実現しました。受信機側にはFutabaの産業用製品で実績を積んだPre-Visionダイバーシティを採用し受信安定性を向上しています。(パークフライト用受信機など、機種によってはシングルアンテナとなります。)
 また、高速なレスポンスを実現する”ハイスピード・モード"を備える受信機もあります。
 

(*)PCM-G3は40MHz,72MHzなどのラジコン専用電波のために開発された高速・多ch通信システムです。

 

T-FHSS AIR (Third-generation Frequency Hopping Spread Spectrum for Air)

 テレメトリー通信対応のFHSS方式で、FASSTestで採用している直接拡散を省き、周波数ホッピングのみでスペクトラム拡散通信を行っています。到達距離などの実用上の性能はFASSTestと遜色なく、テレメトリーセンサーを活用したフライトを安心して楽しんでいただけます。

 ただし、FASSTestで装備している"12chモード"はありませんので、そこまでの機能は必要無い方にはリーズナブルなシステムです。

 受信機側にはダイバーシティアンテナを搭載。Futaba独自のアルゴリズムによる制御で、刻一刻と変化する機体の姿勢に対しても可能な限り良好な受信状態を維持します。

 

  ●T-FHSS AIR MONO (Third-generation Frequency Hopping Spread Spectrum for Air MONO)

  

  T-FHSS AIRの信頼性はそのままに、テレメトリー機能を外したシステムです。
  T-FHSS AIR MONO と T-FHSS AIRモード のプロポと受信機はお互いにリンクが可能ですので、用途に応じて組合わせてお使いいただけます。

 

S-FHSS (Second-generation Frequency Hopping Spread Spectrum)

 T-FHSSの1世代前の方式で、単方向通信方式です。最大8チャンネルの制御が可能なシステムです。(プロポによって異なります)

   受信機側にはダイバーシティアンテナを採用。(機種により異なります)

 

 

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